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登場キャラ

クダルパーニの港

ソーニャ
・港の主/島に入って来る食料品のチェックが日課
年齢:70歳
・性格:品が良くおっとりしている
・ラルたち一家のことを心配している。
・島に流れてくる男たちのために宿舎を用意している。
・港の仕事は強要せず、したい者だけにさせている。

【第2章エピソード】アカーシャの常連

・魂の傷はないためアカーシャの扉は見えない。
・島に流れてくる人に連れられ、何度もアカーシャには来ている。

【過去】

20代後半にロシアから島に流れ着いた。その時に、メイに匹敵するほど深い魂の傷を持っていた。それを治したのがピクチャーだった。

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ジェイ
一年前に島に流されてきて、今はソーニャの港に住んでいる
軍用の飛行ユニット・カミーゼの名手
・年齢:25歳
・本名:ジャナード/頭文字をとってジェイと呼ばれる

1年前、漁船で逃亡中海底火山に遭い、漂流して島にたどり着いた。追われていたのは、ジェイが国王の宝を盗んだからだった。
海底火山に巻き込まれて死んだ事になり、追っ手の追跡から逃れられた。港では、その事を隠していない。

【第3章第13話エピソード】ジェイの生い立ち

孤児院の仲間と施設を飛び出し盗みをして暮らしていた。やがて捕まり陸軍のカミーゼ部隊に送られる。10年後、町に戻り孤児たちを率いてカミーゼを使っての盗賊団を結成する。やがて国王の宝を盗むという大勝負に出た。それを闇で金に換えて、孤児の仲間たちに新天地を目指させた。ジェイは時間稼ぎのために、宝を持ったふりをして漁船で逃げた。
追っ手の隊長は、ジェイがおとりだった事を後に知る。ジェイが生きていると知った今、首を国王に差し出すために決意を新たに島にやって来る。

【第3章第17話エピソード】ジェイの魂
ジェイはジャンクソウルという魂の持ち主だった。危険な目に遭うと扉を引き寄せたり、入った時間と別の時間に扉から出る事もできる。その際、天変地異を起こして自らが巻き込まれてしまう。冒頭の漁船ではそれで海底火山を起きてひん死の重傷を負った。

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エミー
・ソーニャのアシスタント/港で唯一の女性スタッフ
年齢:22歳
情報通/世間を良く知る/優秀なエンジニア
・以前は難民のために偽造パスポートづくりをしていた
・本名:レミューサ

【第2章第9話エピソード】太古の森での前世
リス。水を求めて大木に集まった動物の中の一匹。

【第3章第13話エピソード】島に来たいきさつ
国境付近で偽造パスポートを作り難民を逃がしていた。難民を救う影の行動がネットで明るみに出て追われる身になり島にたどり着いた。

【設定その他】
”弱い者を逃亡させて助ける”使命はジェイと一緒。

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爺さん
・ソーニャのおさななじみ
・カミーゼに乗りたくて仕方ない
・年齢:70歳
・本名:グーレル
・チェンバーの街で高速ジェット船の会社・グーレルエキスプレスを営む

一年前に流れ着いたジェイがカミーゼ部隊出身と知った。民間では手に入らないカミーゼだが、手をまわして廃品を何とか手に入れる。それをジェイに修理させて乗り方を教えてもらおうとしていた。

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メイ
ラルとパメラの母親。
・年齢:35歳
クダルパーニ生まれ
・洞窟商店街で雑貨屋をしている

住んでいるのは岩だなを利用した庭に白いガゼボのある、おしゃれな住宅である。22歳の時、大陸を行き来している船乗りと結婚。メイは石のアーティストとしてアクセサリーを作っていた。ガゼボを仕事場として、それを洞窟商店街の店で売っていた。結婚後に子どもの産めない体だと医者から宣告されたが、やがて奇跡的にラルを身ごもる。その3年後、パメラが生まれると、時を同じくして夫が海で帰らぬ人となる。そこからメイは変わってしまう。パメラは好きだがラルは嫌いになってしまう。それは、末っ子の方がかわいいとか、女の子を待ち望んでいたからとか、ソーニャをはじめ周囲の人も、そしてメイ自身もそう思っていた。そして石のアートをやめ、商店街の店を雑貨屋に変え、仕事場のガゼボをベニヤ板で覆ってしまうなどの行動に出る。これは、夫を亡くしてひとり子供を育てるための致し方ない心境だと誰もが思っていた。

【ラルを嫌う魂レベルの理由】
しかし、実際は夫ではなく、パメラの誕生が原因だった。前世で何度もパメラを死に追いやったラルはまさに仇。それが自分の子として今世やってきた。それがパメラが生まれた事で表面化したのだ。
この島に生まれた人は誰もが自分より他人が優先の魂。魂に傷があるため、ラルにひどい態度をしてしまうのだが、メイ自身も自分はあまりない。パメラが優先である。

【第2章・前世エピソード】
パメラは、古代中国では息子、中世ヨーロッパでは孫、近世アメリカでは娘となっていた。そして、ラルがパメラを死に追いやってしまっていた。何度も同じ事を繰り返していたので、直近の前世では既にラルを嫌っていた。

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ラル
・年齢:10歳
・母親から嫌われ、妹と話もさせてもらえない。1年前にジェイがこの島に流れてきたのを発見した。それからジェイに惹かれ今は心の支えになっている。

・ジェイがひん死の重傷の状態で助けられたあと、ラルは毎日病院に通った。それは、ジェイの生きてきたストーリーがあまりに面白かったからだ。その生い立ちは自分の境遇よりはるかに厳しい事から尊敬もするようになり、いつしか心の支えになっていった。

【第1章第5話エピソード】

・ジェイを見つけた岩場は、とても高い場所。ましてや暗くなった夜の海。月に照らされたとは言え、海に浮かぶ人など見つけられるはずもない。ラル本人は気づいていないが、ジェイが流れ着く事を魂レベルでは知っており、心の目で見たから気づけた。

【第2章・前世エピソード】
古代中国、中世ヨーロッパ、近世アメリカ。いずれもパメラを助けなければいけないし、本人も助けるつもりもあった。しかし、それを誰より望むメイが見ている前で失敗してしまう。それがラルとメイの心の傷となっていった。

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パメラ
・年齢:8歳
・兄思いの妹。兄・ラルの事が心配で仕方がない。でも、引っ込み思案なので、母親にはもちろん周囲に誰にも言えない。

いつも母親メイと一緒にいるのだが、商店街の雑貨屋の近くで遊んだり映像を見たりしている時だけが他の人と接触できる時間。その時に、何もしゃべらず辛そうにしている兄・ラルの事を聞いた。どうやらソーニャの港にいる時だけは明るく笑ったりもしているらしいと。それで、ソーニャに会ってみたい気持ちになっていた。そこでも母の言いつけ、ラルと話してはいけない事だけは守っていた。
自分には優しくしてくれるけれど、それは決して嬉しい事ではなかった。横でラルへのイライラを見せられて複雑な気持ちになっていたのだ。

 

【第2章前世のエピソード】

古代中国ではメイの息子、中世ヨーロッパではメイの孫、近世アメリカではメイの娘。古代中国で女御霊(おんなみたま)とメイが気づき、そう願ったためか、その後は娘として生まれてきている。

【第2章第11話エピソード】パメラの魂
前世の影響を受けない天使のような魂。常に純粋に人の幸せだけを願っている。

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ビッグローズ
・ベテランの子ども担当の前世ガイド。植物の気持ちも分かる。ピクチャーに呼ばれて花園のアカーシャからやってきた。

伝説の前世ガイド・ピクチャーにあこがれている。それは、ほとんどのガイドが前世で起きた事を人間に伝えるのだが、ピクチャーは実際に人間を連れて行く前世療法をしてきたからだ。

【第1章第6話エピソード】ジャンクソウルへの興味
アカーシャでは忌み嫌われているジャンクソウルに興味を持っている。前世側から飛び込んできたカタツムリに関心を寄せたため、その太古の森へ行ってみたいと思うようになる。

【第2章第9話エピソード】メイとの縁
子どもの頃のメイを担当していたが、あまりに深い傷を負った魂だったために治してやれなかった事を悔いている。

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あかり
・このアカーシャのナンバー2。しっかり者の前世ガイド。

あかりの名前の由来:このアカーシャは、ピクチャーの思い入れで人間の使う家具や調度品をスタッフとしている。人間の文明の進化に合わせて形を変えてきたので、今は時計やプロジェクターまで登場している。あかりは18世紀まではランプスタンドの姿をしていた。うさぎに姿を変えても、「あかり」の名がそのまま使われている。

うさぎ姿になったのは不思議の国のアリスが出版されてから。不思議の世界への案内人がうさぎだと知ったピクチャーが、前世ガイド2人をその姿に変えた。

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ミラー
・このアカーシャの前世ガイド。見習いの立場に不満を持っている。

もともと他のスタッフと同様、家具の姿をしていた。以前は姿見なので、今も名前は「ミラー」と呼ばれている。その時の役目は人間の姿を写すことだった。その時から前世ガイドになりたいと思っていたが、その願いをピクチャーが聞き入れてうさぎ姿にしてもらった。まだ見習いである。

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ピクチャー
・このアカーシャの主でナンバーワン。ビッグローズだけは“伝説の前世ガイド”としてあこがれを持っている。

前世ガイドを引退してアカーシャの主となっている。現役だったころは人間を実際に前世に連れてゆくショック療法で魂の傷を治していた。魂に傷がつく場面に連れてゆくのはショックが大きいので、通常は連れて行かないのだ。

 

【第2章第11話エピソード】ソーニャとの関係

ソーニャはメイに匹敵する魂の傷を持っていた。それを治したのがピクチャーだった。

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一輪挿し

ビッグローズの相棒。切り花であるビッグローズは花びんが必要なため、300年寝ていた倉庫から出された。口がなくしゃべれないスタッフである。

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隊長
・国王直属の近衛工作隊の隊長。国の軍や警察を動かす力を持っている。ジェイの首を国王に差し出す事に情熱を燃やす。

国王の宝を盗んだジェイを捕らえるよう、激怒した国王から直接命令を受けている。しかし、過去に2度大捕り物にして失敗していた。博物館から盗まれた宝を持って漁船で逃げたジェイを追ったが、海底火山で作戦失敗となった。

【第3章第11話エピソード】

宝はジェイもろとも海底に沈んだものと思われていたが、実は金に換えられて孤児の仲間たちはそれで新天地を目指したと後に判明する。ジェイの漁船での逃亡はおとりだったと後で気づかされたのだった。
それから1年後、ジェイ生存のニュースが飛び込んできた。ここでジェイを捕らえられないと自分の立場が危うい。そんな思いで急いで島に飛ぶことにしたのだ。

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署長

この島の警察署長。平和なこの島の出身者なので攻撃性が全くない。隊長たちからすると、頼りにも使い物にもならないように見えている。

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